麻雀界の故人を偲ぶ その2:飯田正人プロ}

いよいよ8/20(日)から最高位戦Classicの決勝が始まるにあたり、
今日はこちらの故・飯田正人プロについて書いてみようかと。

※記事が記事なので全体が敬語調の文章になります。ご承知置き下さい。

飯田先生は最高位を合計10回(14期~17期においては4連覇を達成)獲得し、「ミスター最高位」「永世最高位」と呼ばれたまさに最高位戦史を代表する打ち手、「大魔神」の愛称でも親しまれていました。
無論僕ら世代のプロの多くが憧れ目標とした選手です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%AF%E7%94%B0%E6%AD%A3%E4%BA%BA




飯田プロの経歴などは上記のWikipediaをごらん頂ければと思いますので、ここではそれ以外の事を。
飯田プロを語る上で絶対に欠かす事のできない存在は現在でも最高位戦Aリーグにて現役で戦っている金子正輝プロでしょう。

お2人は最高位戦に第6期に入会した後(デビューしたリーグは別)、
ともに最高位戦を代表する選手として戦い続け、数々の死闘を最高位決定戦にて繰り広げる事になります。

※以下記録は2017年6月現在
飯田先生、金子先生の最高位決定戦出場回数は両者とも19回、無論1位の記録、
そしてお2人は決勝にて11回対戦しています。これも同一選手の決定戦対決数にて堂々の1位。
さらに飯田先生の最高位10回が歴代1位なのに対して、金子先生は4回で2位、まさに両者が同団体のトップとして戦い続けた証といえる数々の記録となっております。

しかし直接対決の結果だけを見れば11回中10回飯田先生が最高位を獲得、
一方で金子先生は飯田先生がいる決勝では1回しか勝てなかったという事実があります。(24期)。
そもそも飯田先生が「金子先生がいる決勝では90%以上優勝している」というのも凄い事であり、数字だけをみれば飯田先生の圧勝、まさに金子先生にとって飯田先生が天敵だったといえるでしょう。

ですが世間の打ち手としての人気はどうだったかといえば逆だったかもしれません。
独自のキャラクターと「牌流定石」にて人気だった金子先生に対して、
極めて自然な進行を好んだ寡黙な飯田先生を実績とは逆に”地味”と見るファンもいました。
その点でもまさに対照的だった二人と言えます。

ちなみに僕は生前の飯田先生とお話した事がほとんどなく、お会いしたのは第3回のTwinCupに出場して頂いた時のみでした。
この時生まれて始めて(そして最後の)同卓もさせて頂き感動したのは良く覚えてます。

さてそんな飯田先生について僕がよく覚えているのはやはり最高位決定戦についてです。




まず第33期、
この年飯田先生は5年ぶり9回目の最高位を獲得するのですが、
その時に最後まで優勝を争ったのもやはり金子先生でした。
3日目までは金子先生が首位を独走する中で飯田先生が猛烈な追い上げを見せデッドヒートの末勝利、歴代トップの2人の争いに多くのギャラリーが酔いしれた名勝負です。

そして第35期、飯田先生最後の決勝がこの年でした。
始まる前から「これが最後」と先生が言っていた為、当日の決勝会場には他団体の選手もおおく駆けつけた中で行われました。
飯田先生は準優勝に終わりましたが、会場のほとんどがその最後の勇姿に対してあつい応援を送った一日
・・・というか村上さんがあんなに応援されていない状況は後にも先にも見たことがないです。僕の思い込みかもですがw

この年は対局後の各人のスピーチも本当に心打たれる物がおおかったです。
佐藤崇さんが自分の不運に嘆きながらも
「少なくとも今の僕には勝ちを見出せる展開はこなかった。未熟でした。」
と語った事、

村上さんがそんな佐藤さんを
「自分には無い強さを持っている」と称し、実際に村上さんだからこその強さで初の最高位を勝ち取った事、

でも何より飯田さんが
「今年を最後と思っていたけど戦い終えて改めてまた頑張りたくなった」と言ったのを聞いて、
その場に居た多くの人が拍手を送っていたのを記憶しております。

それだけに2012年の復帰予定前の死去のニュースは本当に残念でした。多くの人が涙を流していた姿も覚えています。

そしてその生前の功績をたたえられて「最高位戦Classic」は「飯田正人杯 最高位戦Classic」と名称変更されることになるわけです。
この事が決定したとき、生前飯田先生にお世話になった多くの選手が
「もしも本人がこれを聞いたら”ガラじゃないからやめてくれ”と苦笑いするだろう」
と言ったのも、先生の人となりを示す有名なエピソードだと思われます。

さて今年の決勝がいよいよ8/20(日)に始まります。
先生も天国で見守っていると思われるこの戦い、私も放送見ながら楽しませて頂きたいかと思います。
選手の皆さんがんばって下さい。
僕の注目は協会の堀慎吾。
世間の知名度はそこまで高くないかもですが、その実力の高さは多くの選手が認めている名手です。



最後に、
すみません先ほどの第35期最高位戦のコメントについて、
水巻さんだけ何を喋ってたか思いだせませんでした。
どなたか覚えている人がいたら僕にこっそり教えてくださいm(_ _)m
水巻さんオチに使わせて頂いて申し訳ありません^^;
色々と尊敬してます!キリッ

決勝一日目放送URL
ニコ生 ⇒ http://live.nicovideo.jp/watch/lv304759940
Fresh! ⇒ https://freshlive.tv/threearrows-ch/144186

こちらの記事はhttp://susumutakenaka.blogspot.com/2017/08/blog-post_18.htmlより引用させて頂いております。情報の真偽につきましてはリンク先よりご確認ください。