麻雀漫画について書いてみる⑲ Let’s Go なまけもの}

本日紹介するのは押川先生の「Let’s Go なまけもの」
これは以前に当ブログで紹介した「根こそぎフランケン」の続編というべき位置づけの作品です。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B075V3RVJ1



主人公は前作にて準主役のポジションだった「竹井」、
押川作品屈指の人気キャラでありこれ以外にもいくつかのスピンオフに出ているキャラでもあります。

竹井は前作の作中最強キャラの一人であり、
卓内は勿論、卓外でもすべての戦術を駆使して常に勝利を目指す凄腕のギャンブラーでした。
ですがそんな戦いの後に現役を引退し、ただの「なまけもの」となっての毎日を送っていた竹井、
そんな彼の前にある日とにかく麻雀(というかバクチ)が弱いけど麻雀が好きな一人の少女「茜」が現れるところから物語は始まります。

「根こそぎフランケン」とこの作品、両者の根本は近い部分が多いです。
●鉄火場での駆け引きやそこにいる人間像を描いている。
●そこで生き残るのには麻雀の実力・金・策略・人脈、などの色々な力を持っている必要がある。
●だがそこに一人だけ場違いな感性の人間が入り込み、色々な騒動を巻き起こす。

前作ではその「場違い」がフランケンでした。
彼はすべてをねじ伏せる麻雀力でバクチの世界に生き残り続ける怪物、
ですが麻雀だけに特化・依存した彼の感性は鉄火場の人間(というか普通の人間とも)とは明らかに一線を画している、
それに対してすべてを兼ね備えている竹井、
この二人の「感性の衝突」が物語の中核でした。

そして今作ではヒロインの茜がフランケンと似た立ち居地になってます。

茜はフランケンとは逆に麻雀の腕はからっきし、
でも親の莫大な財産のおかげでどんなに負けても鉄火場にて生きていられる、
この彼女と竹井の「感性の衝突」が今作の中核です。



押川漫画の従来のテイストを踏まえつつ、
茜の存在が程よいアクセントとなっている今作は歴代麻雀漫画の中でも相当な良作の部類だと思われます。
この作品があまりメジャーにならなかった理由は、連載していた近代麻雀オリジナルが2013年に休刊になったため、誌上連載は終了してしまった点、これにより竹書房からの単行本刊行も2巻で止まっている点です。
この為連載が続いている事を知らない人も多い作品なのですが、冒頭のURLにある通りkindleにて不定期でまだ連載は続いております。(読み放題対応)
誌上連載さえ続いていれば押川先生の代表作のひとつになっていたんじゃないかと、個人的には思ったりしている今作、麻雀漫画好きの人はぜひとも読んで欲しい作品です。
興味のある方はぜひに。

●まとめ:麻雀漫画について書いてみる
http://susumutakenaka.blogspot.com/p/blog-page_57.html

こちらの記事はhttp://susumutakenaka.blogspot.com/2019/02/lets-go.htmlより引用させて頂いております。情報の真偽につきましてはリンク先よりご確認ください。