麻雀も人狼も関係ない雑学話 その14:バリー・ボンズの米野球殿堂入り論争}

今年も米野球の殿堂入り選手発表、
大本命のマリアノ・リベラが史上初の満票という快挙を達成した事も大きな話題に。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190123-00000025-dal-spo



しかし個人的にはやはり今年も「バリー・ボンズ落選」の方が色々と感じる事が多い。
我々世代から20代後半あたりまでの野球ファンなら彼の名前はもちろん知っているだろう。

米野球界(MLB)にて史上最高の選手と言われる凄まじい記録を残した名選手、
通算安打 2935 
通算HR 762 (歴代1位)
通算四球 2558 (歴代1位)
通算敬遠 688 (歴代1位)
通算盗塁 514

彼がいかにチート性能の選手だったかは数字だけで容易に想像できるだろう。
まあ極端に言えばHRを762本打てるイチローである。
なんせMLBでは彼が無しとげた500本塁打500盗塁はもちろん、400本塁打400盗塁すら達成した選手も他にいない。
現役時代に2アウト満塁で敬遠された等、その超人的なエピソードは多々ある。

が、そんな彼もMLB現役を退いて10年以上がたつ中で、いまだに米野球殿堂入りをみとめられていない。
理由は明白、「バルコ・スキャンダル」と呼ばれるドーピング騒動、
それにより彼が現役時代後期に筋肉増強剤を使っていたのがほぼ確定しているからである。

同時期の名選手であるラファエル・パルメイロやマーク・マグワイアらがその理由で殿堂入りしていない事を考えても、現在難しい状況に立たされている。
それでも彼の場合、
ドーピング疑惑の前からすでに殿堂入りに値する数値をたたいていた事、
同時代においてすべての選手が白というのはありえないという事、
同時代の多くの選手がその力を高く評価している事、
これらから「殿堂入りさせるべき」という考えも多いという。
今年の約60%という投票率から見ても、2022年までに入る可能性は0ではないだろう。



さて、「違反行為」という観点からすれば、実はもっとNGになるはずの殿堂入り選手が実はMLB史上にはいたのだ。(というかそもそもボンズが利用していたとされる薬物は当時時点では禁止要項に入っていなかった。この点もボンズ殿堂入り支持派の主張の一つ。)

「ゲイロード・ペリー」という投手、
彼はMLB通算314勝を記録した名選手なのだが、
同時にMLB屈指のスピットボーラーであり、ボールにワセリンやポマードをつけ、時には紙ヤスリで細工して投げていたという。

この事実は同チームの幾人の選手からも証言されており、現役時代にもその技をすでに認知されていた。
にもかかわらず彼は引退前年の1982年8月23日に「通常考えられない変化球を投げた」という理由で退場になるまで一度も退場させられなかった。
つまりそれだけ巧妙に隠し続けるイカサマの名手だったわけだ。

彼の凄さを示すエピソードとして、
とある試合でペリーを「怪しい」と感じた審判が彼を調べたところ、手の中からただの紙がでてきて、
それには「こんなところには隠さないよ。まだまだ甘いね。」と書いてあった、という物がある。

ちなみに同時代、
不規則な変化球「ナックルボール」を武器に同じく300勝をあげた名投手フィル・ニークロ、
彼はあまりにも凄い変化球を投げている為にペリー同様の疑いをかけられていたが、
とある試合で審判が彼を調べた際、ペリーとおなじくその手の中から紙が出てきたのだが、
それには「俺はお前たちの考えるような反則行為を必要とするレベルの選手ではない」と書かれていたという。

当時の流行か何かだったのだろうかw

ペリーについてもうちょっと言及するなら、
引退後に彼は自伝『私とスピットボール』を出版。
「通算300勝を達成した時にはボールに歯磨き粉をつけて投げていた」等と現役時代のスピッターぶりを告白している。
また、自身が反則投球に使用したワセリンを販売する会社を経営している。

こんな経歴の男だが1991年には殿堂入り、
これは記者に対するイメージの問題なのか(ちなみにボンズは記者と不仲で有名)、
それとも時代なのか。

なんかMLBの殿堂入り基準って良く解らんとおもうわけだった。
まあペリーみたいな荒業でもあそこまで巧妙に隠せばOK、って考えなのだろうか。



個人的にはボンズは殿堂入りしてほしいんですよね。
彼の凄さって薬物だけでできる境地ではない、これは多くの関係者もファンも認めているだけに。

来年以降に期待したい。

こちらの記事はhttp://susumutakenaka.blogspot.com/2019/01/blog-post_23.htmlより引用させて頂いております。情報の真偽につきましてはリンク先よりご確認ください。