配牌からの最終形を位置エネルギー(IE)別に想定しましょう}

昔、とある有名プロの研究会の資料にて以下のような問題があった。

【問題】
一三八九③⑨2466688 ドラ1

この配牌をもらった時に想定する最終形について、
自分の位置エネルギー(IE)が25, 50, 75の時の3パターンでそれぞれ示せ
・副露する場合はその旨も記す

・各形ともリーチ以外の役をかならずつける事

この後、位置エネルギー(IE)という単語が仲間内では少々話題になった。
「IEってそもそも生産工学(Industrial Engineering)だぞ」
「それを言うならPE(Position Energy)なんじゃ・・・」
とかいうツッコミもあったし、
最終形が位置のエネルギーで決まるという発想がなんともその方らしい設問だった。
が、この問題個人的には
「表現はオカルトだけど内容は理にかなっている」
と当時も感じたものである。

麻雀の中級者と上級者、
この大きな差の一つに「配牌を取ったときに最終形をちゃんと想定できているか」という差がある。
言うなら上級者というの基本的に配牌をもらった瞬間から終局までに、
① その手牌の最終形を上・中・下のパターンでいくつか考え、
② 点数状況等も加味してどのプランに重きを置くべきか想定し
③ あとは局中のツモや周りの動向でプランをアジャストしていく
という行為を基本的にはしているのである。

まず①の能力、
「配牌をもらった時点での構想」というのがやはり重要。これがないと序盤の打牌が非常に緩くなる。
典型的なのが染め手を睨むべき手牌で緩慢に第一打に字牌を切ってしまう、とか。

②③も無論重要、
②がきっちりできてないとプラン自体が大局に沿わないし、
③がきっちりできていないと一つの手役に拘り過ぎる等、物凄いバランスの悪い進行をすることにもなる。
ただまあそれらをするうえでも①が重要名のは事実だし、冒頭の問題を「良問」と思うわけである。

僕の中での冒頭の解答例をあげるなら
・IE 25
三四③④⑤66688 324(チー)
三四66688 324(チー) 發發發(ポン)

etc

・IE 50
三四伍③③23466688 ドラ1 リーチ
なんて感じのリーチタンヤオあたり

・IE 75
一二三②③12366688 リーチ
45666中中 312(チー) 888(ポン)

etc



無論実践においては、
・どう考えても安いパターンが少ない物
・どう考えても高いパターンが見込めない物
と色々とある。

そしてこの設問について更に良いと思う点が、IE25~75という数値設定、
これが麻雀のゲーム性をうまく表現している。

早い話麻雀には「どう考えてもあがれない状況」、そしてその逆の「僥倖の和了」というものがある。
つまりIE0はもう「ベタオリ」であり最初から聴牌系は「無し」
そしてIE100は一番代表的なのがこれ
一一一三三三③③66688 

まあ四暗刻という手役がある限りIE100はほぼこれになるケースが多いだろう。
それからたまにはこんなふざけた聴牌になる時もあるんじゃなかろうか。
3666888 324(チー) 發發發(ポン)

結論として
「麻雀いまよりちょっと上手になりたい」と思ってる人、
このIEに基づく最終系想定を普段の麻雀でもちょっとだけ意識するのはお勧めです。
普段からのトレーニングとしてやってみてください。
って点でした。



ついでに一つ、
この設問、作った当のご本人が覚えてるのかなあ・・・・
昔からこの方、色々なオカルト理論を言いつつも、根本的なロジカル部分を結構オブラートに包んで隠してるんじゃないかと思う点は多いですね。
トイツ理論とか。
真意は不明ですがw

こちらの記事はhttp://susumutakenaka.blogspot.com/2018/05/ie.htmlより引用させて頂いております。情報の真偽につきましてはリンク先よりご確認ください。