”徐々に沈む落日”のはずが気づいたらグイっと真ん中に戻っていた太陽(朝倉ゆかりのお話)}

一年間にタイトルを2つや3つ取る人というのは業界でごくたまに出てくる。
近年だと2017年(去年)に金太賢が雀王と最強位の2冠になったり、
2014年に村上さんが最高位クラッシックと最高位をとったり、
まあタイトルホルダーは他大会でも比較的シードに恵まれる事が多かったりはするが、
それでも2回勝つというのはなかなかに出来る物じゃない。

多くの選手がタイトルって奴に恵まれずそれを渇望して引退する中、
それをたった一年で複数取るのだから、
「持っている物はさらに与えられる」という宗教の教えの通りというか、麻雀界もなんだかんだで格差社会というか、、、(T_T)

がそんな中でも、
今週・先週で生まれた「2週間で協会公認タイトル2つとる」という記録は今後二度と現れないのではないかという快挙である。

達成したのは協会の女流雀王朝倉ゆかり大先生、
9/17に協会公式タイトル「オータムCS」を獲得
https://twitter.com/ClubNPM/status/1041648483193643008



そして9/24にRMUのオープンタイトル「RMUクラウン」を獲得
https://twitter.com/RMU1/status/1044164203454451712



既に協会女流の第一人者ではあるが、それにしたってすごすぎる記録である。
まあ既述の通りに同一年度に複数のタイトル取る事が既に凄いし、
2週連続ってのがもっとすごいが、
この記録がどれ位凄いかをさらに示す指標が以下の通り。

・女流選手の協会公式タイトル「オータムCS」の獲得
蔵美里に次ぐ2人目

・女流選手のG1級のオープンタイトルの獲得
清水香織、二階堂瑠美、佐月麻理子 、魚谷侑未に次ぐ5人目

・女流雀王も含め現在タイトル保有数3つ
ほぼ間違いなく女流初。
というかモンドとか除いた「団体主催のタイトル戦」を同時期に3つ保持した人って前例ない=麻雀界初かもしれない。

・協会の特別昇級制度が1年間で2回適用された初のケース
ツイッターでも書いたが、これによりこの3週間で朝倉のリーグはちょっと凄い事になっている
① 9/9 C2に降級
② 9/17 C1に昇級
③ 9/24 B2に昇級
特別昇級制度の詳細は以下記事参照
http://susumutakenaka.blogspot.com/2017/07/blog-post_7.html



と、こんな感じで記録ずくめ。
改めて協会の現女流雀王がその存在感を大きく世に知らしめた9月だった。

さて、今回の快挙を受けてちょっと僕の私見による昔話を書くしよう。
なお私見なので苦情は特に受け付けませんw

まず朝倉ゆかりという名前を聞いて、古くからの競技麻雀愛好家が思い出すのは第7,8期の女流雀王連覇の時期だろう。

この当時、つまり10年位前に「協会最強の女流は誰か?」と協会員にアンケートをとれば、
おそらく1位は彼女だったと思われる。(対抗が崎見、眞崎あたりかな)
女流雀王連覇以外にも新人王獲得も成し遂げた彼女はまがう事なき協会最強の女流として知られていた。

が5年前に同じアンケートを実施したらどうだったか?
おそらく大崎初音の名前をあげた人が多かったのではなかろうか。

2,3年前だったらさらに意見は分かれ、
大崎以外に豊後・愛内・佐月・愛内とかの名もあがりだれが1位になるかわからない群雄割拠の状態だったと思われる。

別に朝倉がどうとか言うより、競技選手とはそういうものである。
麻雀という偶然性の高い競技の世界にて常に第一線に居続ける存在、
例えば鈴木たろうのように何年間もあせずに中心で輝き続ける存在、
そっちの方が遥かに異常だ。
お昼には空の中心で輝く太陽も時間がたてば地平線に向かって沈むように、
選手の輝きも差はあれど徐々に地平線にむかって傾いていく、
麻雀の競技選手なんてそんなものである。
それが10年前は協会女流の中心で輝いた太陽であっても、だ。
落日が沈んでいく夕暮れの中、それが中心で輝いていた時代を思い出せる、競技の世界に自分が長く生きたからこそ味わえる醍醐味の一つかもしれない。
2,3年前の朝倉を見てそんな事を考えたりもした。

が、、、、
気づいたらその傾き始めた落日がグイっとまた中心に戻って10年前以上に燦然と輝いている、
そんな感覚を今回覚えた人も多いのではなかろうかw
僕なんか及びもつかない凄い打ち手がやっぱりいるのかもねえ、とか思う次第である。



まあ何はともあれ凄い記録が生まれた2018年9月の麻雀業界であった。

朝倉大先生が年末の女流雀王決定戦でも凄い戦いを見せてくれるのをやはり期待してしまう。
前人未到の女流雀王3連覇、、、、どうなるでしょうか。
あらためておめでとうございます^^

こちらの記事はhttp://susumutakenaka.blogspot.com/2018/09/blog-post_25.htmlより引用させて頂いております。情報の真偽につきましてはリンク先よりご確認ください。