個性ってやつについて}

麻雀ってゲームに個性を求める人って結構多い。
「オリジナルの打ち方」「自分だけの打ち方」
まあ良く聞く話でしょう。

以前に仲林圭の紹介記事を書いたときに、
仲林の事を「究極の王道」と書くと同時に、
邪道=個性と言う物の本質についても少々ふれました。

http://susumutakenaka.blogspot.jp/2017/06/8.html



上記記事より抜粋
競技選手はいつだって「一番」を目指して鍛錬をしている。
そしてその為にまず基礎=中核となる王道、を学ぶ。
しかしある程度経験をつみ技術を磨いた後、独自の道を探し出して更なる高さを目指す、その中で王道とは外れた「邪道」になる。
それはまるで木の枝のように、多くの部分は中心幹にそってのびていくが、最後の最後で枝分かれして、結果として中心部よりも高くなり「一番高い部分」となるのである。
 一流とよばれる人には往々としてこういった常識外れの部分が存在している、そのケースが多いだろう。
この樹木図のように、
しっかりと中心軸にそって伸びた枝が後半は枝分かれする、このイメージは大事なのです。

さて、
僕は麻雀について「自分の個性を磨きたい」って考えたことが一度たりともありません。
まあ実際僕は結構多くの麻雀うちに「極めて標準的」って呼ばれる事が多い = この話をするうえで悪いサンプルなのかもしれないですw
でもそれでも「これはちょっと僕しか打たん一打かも・・・」と思うような選択は麻雀やってて多々あります。

そしてここからが大事。
僕の目から見て、
僕の知ってる多くの競技選手は結構みんなどこかしら変わった点を持ってる「個性派」です。
※僕と全く同じ視点の人なんて見た事ない。似た人はちょくちょくみるけど。

でも実はそんな人達も、
個性なんて物を求めて麻雀勉強したことは一度もないケースが大多数だろう、という点。

例えば、
最高位戦の新井啓文は「打点追うなあ・・・」って個性派だし
RMUの谷井茂文は「そこまで山読みと心中するのか・・・」って個性派だし
協会の須田良規は「打点追わないなあ・・・」って個性派だし
協会の金太賢は「序盤の手組の趣旨が謎・・・」って個性派だし
協会の角谷ヨウスケは「リスクとリターン見合ってんのかこれ」って進撃の巨人だし

でも別に彼らが現在に至るまでの間に「個性的な自分のスタイルを作りたい」って思ったこと、
多分あんまりないんじゃないかと思います。

上述の樹木の例にある最後の最後に枝分かれした部分、
僕がここで取り上げてる選手の特徴も結局はその部分に過ぎないのです。

つまり「麻雀の本質を知りたい」「最善手を積み上げたい」って思っていた各選手が、
気づいたら個性を作り上げている、ただそれだけなんですね。

そして今回何よりも言いたいのは、
先ほどの樹木の図を見ればわかるように、
早い段階で横道にそれた邪道というのは、
「本人は個性的と思ってるのかもしれないけど実は案外似たタイプが多い只の人」
「脇にそれてはいるけど結局全体の中で大して目立たない存在」
となるケースが多い、という点です。

逆にしっかり伸び続けて最後に枝分かれした枝こそ、
上述の選手たちのように唯一無二の個性になりやすい、これが現実じゃないでしょうか。

あっ、でも結局は、
「麻雀とどう向き合うか」です。
ここがまず大事ですけどね。
思いっきり楽しみたいだけなら、別に好きに打って好きに楽しむ、まずこれで全然OKです^^
基礎とか、そもそも個性すら気にしないで良いかと^^



さて4/8(日)から協会第17期のC・Dリーグも始まります。
今期から参戦する新人さんもいるでしょう。
他団体には既に競技人生初の対局に意気込んでる新人さんも多いと思います。

目的もやりたいことも人それぞれだとは思いますが、
もしも「他人の目に留まるような打ち手」ってのを目指すなら、
上述の理由で「結局高さが必要」って点を忘れてほしくない、と思うわけです。

そんなに簡単な事じゃないです。
ましてやこの実力と結果が連動しないクソゲー、
思い描いた通りの結果を出せるのなんてほんの一握りで、実力があっても10年以上くすぶる選手もざらです。

ただ一方で我々も一応専門家としてお互いの実力は残酷なまでに分析・評価してます。
G1級のタイトルとっても数年後にはあっさり存在を忘れられてる選手も多くいるし、
一方でタイトル無冠であってもしっかり評価される選手もいますよ。
意気込みすぎずにまずはしっかり勉強してみてください。
この記事とかブログにある内容がちょっとでも参考になれば幸いと思い書いた次第。

あっ、
なんか上述のC/Dリーグ戦の後に、
Aリーガーの矢島亨さんが勉強会(協会員限定)をやるみたいです。
興味のある協会の人は参加してみるといいと思います!

●矢島亨のツイッター
https://twitter.com/yajikyun



矢島は打ち手としての腕はもちろんですが、
中級者とかのレベルを更に引き上げる為の教え手としての腕は麻雀界でもトップクラスだと僕は思ってるので、
興味のある方は参加するといいかもです。
僕は忙しくて出ないですが^^;

改めまして、日本プロ麻雀協会へようこそ。
それ以外の団体の方も麻雀プロの世界へようこそ。

まずは色々と勉強してみてください。
数年後に「あの時の自分は無知だった」って思えたなら、
さらに言えば具体的にどの点があの時は至らなかったかを明確につかめていたなら、
この業界で勉強した意味あると思います。
そうならなかったら、
① 数年たってもまだいい経験が何もできていない。
② あなたは実は百万人に一人の天才で、麻雀プロになんかならずとも麻雀の事しっかりわかってた。

どっちかです。

こちらの記事はhttp://susumutakenaka.blogspot.com/2018/04/blog-post_6.htmlより引用させて頂いております。情報の真偽につきましてはリンク先よりご確認ください。