フリー麻雀での出来事 その6 大ミンカンも状況次第ではやるべき}

大ミンカンという行為は、
ある程度麻雀になれた人には「奇手」というイメージが強いと思う。

まあ実際に、
面前を放棄している自分には権利のない裏ドラというオプションが増加する(他家だけが恩恵に預かる)という点、
大半のフリー雀荘ではその裏ドラにご祝儀Pがつくという点、
これらを考えるとフリーにおいては「しない方が無難な行為」になるだろう。
たまに面前から大ミンカンするおっちゃんを見ると、「勝ち負けとか気にしない人なんだろうな~楽しそうだな~」とか思ったりもする^^;




ちなみに競技について言えば裏ドラのご祝儀Pがない分、損するケースはフリー雀荘よりも確実に少ない。
そもそもフリーを含めて全体的に見ても大ミンカンが得するケースは少なからず存在するわけで
・符の上昇に伴う打点上昇
・嶺上や新ドラ
・ツモの増加(例えば下家からの大ミンカンは対面・上家のツモをかっ飛ばせる)
こういったリターンも考えると、「絶対にしない」というのも悪である。

木原浩一が数年前に「競技選手の中には大ミンカンについて損得を精査せず盲目的にスルーしてしまう人がちょくちょくいる」と言っていたが、これは僕も結構賛同するところだ。

典型的な「カン得」の例を挙げると
四五六七八⑤⑤111 東東東(ポン) ドラ八

早い巡目の聴牌でここに出た1とか、
競技だったら特に何も考えずにカンした方が得するケースは多かろう、と思う。
結局は

・得点状況
・他家の動向
・残った手牌の形

これらと冒頭で上げたリスクを比較して、しっかりと「する」「しない」を判断する事は確実な成績アップにもなりえるのである。
まあただやはり局単位でのリスクを高めるハイリスクハイリターンな行為にはなりやすい。
リターンとの兼ね合い比較に自信がないなら全スルーでいいかも、とも思ったりもする。
特に面前からの大ミンカン、これは得するケースが圧倒的に少ない。
でも得する事ももちろんあって、僕も今までに競技始めてからの16年くらいで、フリー含めてこれを2回やった記憶がある。まあレアケース故、鮮明に回数も覚えているレベルとも言えるが。




さて先日に大ミンカンのちょっと面白い例があったので書きたいかと思う。
フリー雀荘のオーラスにて以下の通り

東家 37000
南家(僕) 26000
西家 32000
北家 5000

満貫ツモ or 跳満出あがりでトップ、
そして1300, 2600ツモ or 6400出あがりで2着、
そんな状況で聴牌となった。
六六777白白發發發 ①①(ポン) ドラ⑤

現状の和了点は以下の通り。
ツモでのトップ条件は満たしているし、白でのロンなら無条件での2着になる(出所次第で白でのトップ、六での2着もある)。

















 
ロン 8000 5200
ツモ 3000-6000 2000-4000

だがこの形を張った瞬間から一つ決めていた事があった。
直後に場に放たれた4枚目の發をノータイムで大ミンカン。
六六777白白 發發發發(大ミンカン) ①①(ポン) ドラ⑤③

こうすると各和了の得点が以下の通りとなる。

















 
ロン 8000 6400
ツモ 2000-4000 2000-4000

ツモリ三暗刻は手役からなくなるが、
点パネが効いているおかげで六ツモが60符3ハンとなる為、トップ条件の2000-4000を維持できている。
そしてロンの場合の符も50符になる為、高めの白は勿論安めの六がどこからでも2着以上が確定、そしてトップからの直撃について六でも自身がトップになれる点が大きい。(しかも場にマンズが安い点もあり出あがりなら六の方が期待が持てる状況)

3000-6000のケースはなくなっても得点状況的にはカンした方が有利と考えていたわけである。
まあ新ドラがごそっと乗ってくれれば一気に12000確定=無条件和了トップのケースもあったし。

結果として新ドラは乗らなかったが、数巡後にねらい通り六が親から出て6400直撃、微差でのトップ終了となった。
六六777白白 發發發發(大ミンカン) ①①(ポン) ロン六 ドラ⑤③



「ツモリ三暗刻が消える事考えると、面前からの大ミンカン並みにレアなケースだな・・・」
とか考えながら集計を進めたのであった。

大ミンカンと言えばリスキーな行為というイメージだしそれは事実の面もある。
が、場の状況を細かく見れば得なケースも確実にある、
「絶対にしない」という人はちょっと考えを改めるといいかもですね^^;

というお話でした。

●フリー麻雀での出来事まとめ
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