サッカーW杯の日本とポーランドとベルギーを見て思った勝負論について}

先週日本中で話題になったサッカーW杯の日本vsポーランド戦、
予選突破を目指し後半に負けている状態にもかかわらず異例ともいえるような長時間の消極的プレイをした日本代表に対して、
国内外から色々な賛否が出ている。
https://news.yahoo.co.jp/byline/suzukiyuji/20180702-00087790/



勝負事って難しい、と改めて思う。
1対1の純粋な殴り合いの結果のみが物をいう形式ならともかく、この手のグループリーグにはサッカーに限らずこういう事態が生まれる可能性がある。
もしもサッカーに「投了=ギブアップ」があったら、日本代表は残りの15分間を投了したかっただろうし、ポーランドに関しちゃもっとそうだったかもしれない。

更に言えば、
どんな競技にも観客サイドにはどうしても「エキサイティングな試合=熱戦が見たい」って思いがある。
たとえば麻雀において
① リードしている人がミスなく完璧に試合を進め、完勝する試合
② リードしている人が途中でミスして逆転される試合 → 逆転後、今後は逆側にもミスが出て再度ひっくり返されるシーソーゲーム
こんな2種類の試合をニコ生でアンケート取ったとする。
おそらく圧倒的に②が「1 とても面白かった」を多く獲得するだろう。
以前にも書いたが逆転劇とは言うならお互いのミスで生まれる「泥試合」の要素を持っている。
https://susumutakenaka.blogspot.com/2017/02/blog-post_49.html



①の試合、
優勝者の完璧な試合運びが却って多くのギャラリーに「凡戦」とみなされてしまうのは皮肉な話である。

今回の西野ジャパンの采配について言えば、
一番勝率が高いプロフェッショナルの選択が、
まあ百歩譲ってその日会場で試合見てた人達には「つまらない」とうつったのは上記グループリーグの性質上やむをえないが、
それ以外の特に日本国民から非難が飛ぶのは何ともおかしな話、と個人的には思うわけだ。
「勝つための徹底」
「スキを出来る限りなくす戦術」
伝わりにくいよなあ、と思うわけである。

麻雀だったらそれを伝えるのは主に解説の仕事であり、
だからこそ僕はそういった意識が低い解説ってのは席に座ってほしくないと・・・(まあこれは前も書いたし、機会があればまた今度)

まあこの話題は既に色々なところで出ているからこれくらいにするとして、
問題は明日早朝のベルギー戦である。

現在FIFAランク3位。
近年ヨーロッパで最強国の一つに挙げられている「赤い悪魔」、
勝ち目は薄い、というかこれに勝っても次はブラジルの可能性濃厚、
DQに例えるなら「りゅうおう」倒したら次は「シドー」ってレベルのラスボス連戦である。

正直に翌日早朝で日本代表の戦いが終わる可能性が濃厚だろうし、
本田圭佑も「ベルギーは僕らと当たることに対して、すごくラッキーに思っていると思う」と以下で語っている。
https://www.hochi.co.jp/soccer/worldcup/CO034053/20180701-OHT1T50086.html



ただまあ、
この記事で僕が一番「その通り」って思ったのは最後の彼のセリフ
―ベルギーの弱点を突くためにも遊び心が必要か。
「遊び心は一人一人が持てるかどうか。持てと言って持てるもんじゃない。言葉として、若い選手の頭に入れておくのは価値あることかなと思っている」

遊び心
言うならある種の余裕。
大事ですよね。
100%の実力を出すためには「ミスをしちゃいけない」って自分を追い詰める精神より、
実は「多くのギャラリーの前で堂々とミスをして負けてやる。かわりにそれがうまく行けば今日のMVPは俺!」位のある種のふてぶてしさが必要だったりする。

多くの経験を積んで批判とかを受けてきたからこそこの舞台でその重要性を語れる、それを若手に特に伝えたいと願う、そんな本田が凄いカッコよく思えた。
僕サッカーなんて4年に1回好きになる位のにわかファンだけど、
本田の事は「じゅんいちダビッドソンのそっくりさん」と思ってた時もあったし、
この記事とか今回のW杯の彼の一連の動向見ててちょっと彼のファンになりました。
今日のベルギー戦、奇跡を起こせるならやっぱ彼かもなあ、とか思うレベル。

麻雀プロの若手も、この「遊び心」をちょっと頭の片隅には入れといてほしいと思うのです。
「ギャラリー数万のニコ生で自分しかしないようなミスしてもいいから打ちたいように打ってやる」位の精神ね。

ちょっと伝えにくいんだけど、結構大事なんです遊び心って。

こちらの記事はhttp://susumutakenaka.blogspot.com/2018/07/w.htmlより引用させて頂いております。情報の真偽につきましてはリンク先よりご確認ください。