アラフォー麻雀プロの「先が見える恐怖」}

2018年、まあ色々とあった。
もうここに書くと凄い量になるし、僕のプライベートなんてみんな興味ないと思うので、ちょっと麻雀とか仕事の一部だけにフォーカス当てて話したい。

ちょっと前にネットでこんな記事を見かけて
色々と共感する部分が多い記事で読んでてちょっと切ない気分になったw
40歳で「先が見えてしまった」男たちの出口



ここで将棋棋士の例を出してみる。
過去の色々な棋士の生涯成績を見てみると、人間の頭脳競技における力というのは50歳あたりから徐々に徐々に衰える傾向にある。
大山、中原、そして羽生、彼らも50に近づくと力に徐々にかげりが出てきた事実があり、
これが示すのは棋士のピークは40代までという点だ。

僕が今年38歳、
そしてプロ16年、
この16年間毎年「今年の自分が今まで一番強い自分でありたい」と思ってやってきたけど、
それをできるのも先ほどの将棋棋士の例から考えると、あと10年少々が限界、つまり選手としての折り返しを過ぎているわけだ。
こういう状態になってくると先述記事のように「自分の限界、先が見える恐怖」ってが結構ある。正直に。



この業界には僕なんか到底及ばない怪物みたいな人がいる。
まあ僕がそれを眼前で見続けてきた代表例は鈴木たろうだし、ほかにも色々な強者を見てきた。

私見だが、
物事を人間が極めるとき、二つの壁があると思ってる。

一つが才能の壁。
麻雀プロやってて本当にセンスがない人って山ほど見てきた。逆に飲み込みがいい人も色々と見てきた。
選手レベルで考えるとこのセンスの有無ってのはもう致命的で、「とっとと”選手は”辞めたほうがいい」って人も多くいる。
まあ、それを本人に言うほどみんな空気読めないわけじゃないから、本人ががんばり続けちゃうのがちょっとこの業界の残酷な構図ではあるんですが。

もう一つが経験の壁。
「経験なんてつめばいい」って考えもあるが、
「物事を極める」って観点から考えるとこの生涯総経験時間ってのも結構な差を生む要因で、そしてこれは僕くらいの年になるとどうしても埋められない差ができてたりする。
たとえば村上淳さんとかなんて、これから僕が毎日メンバーやっても追いつけないくらいの麻雀生涯経験時間を持ってるわけで、これは覆そうとしても物理的に無理。

早い話、
自分よりも高い才能を持ってて、
自分よりも圧倒的な経験を持ってる、
そんな純度の高い原石をじっくり磨いたかのような本物の打ち手、
自分と冷静に比較し、自分のキャリアと年齢考えて、「ここまで到達するのは無理だろうな・・・」とか最近結構思うのです。

若いころに多くの人が抱く「先が見えない恐怖」とは逆に「先が見える恐怖」、
そうなるとやっぱり「自分なりの落としどころ」ってのがちらほら頭をよぎる。



来年は念願のAリーグ、
僕の知る本物の打ち手がゴロゴロいる。
たとえばここで降級して、
「もう一度がんばろう」ってどれ位思えるかって点、
結構恐怖ですよ。
いや近藤誠一さんのようにアラフィフになってからどんどん実績上げてる例もあるし、
もちろん僕もそういう姿目指したいですけどね。
ただそんな夢ばっかりも追うほど僕のキャリアも浅くないしw
2019年がいよいよ来る。
麻雀について言えば、来年こそ本当の勝負の年、でもやっぱ恐怖がある。
同じAリーグの宮崎和樹と来年のリーグ戦について会話したりもしたんですけどね、
ヤツの楽天的な性格がちょっとうらやましかったりもする。(やつの場合はキャラの問題で本音言ってないだけかもだけどw)
こう見えても一応、冷静に自分と相手の実力差を見極めようとしている身であって、
鈴木たろうだの中林だと堀だの渋川だの田内だの相手に自分が一位になるイメージなんて正直俺にはわかないw
まあでも一方で、今ここからどうやって勝ちに向けて積み重ねるかを考えるのが競技生活の醍醐味でもあるんですけどね。



改めてありがとう2018年。

麻雀についてはいい年だった。
プライベートも色々あったけどいい年だった。
2019年もいい年にしたいな。
多分これが今年の日記納め、
いつもご拝読いただいている皆様、来年も是非ごひいきに。

こちらの記事はhttp://susumutakenaka.blogspot.com/2018/12/blog-post_59.htmlより引用させて頂いております。情報の真偽につきましてはリンク先よりご確認ください。