どっから選んでも同じ?違う?}

麻雀というのは山に積まれた牌を順番に取るゲームである。
そのルール上、ツモには「ツモの流れ」という物が存在するという考えが昔からあり、
それに基づいて「好調者のツモをずらす、奪う」という戦略が麻雀漫画をはじめとした色々なところで戦術の一つとして言及されてきた。

これを本気で信じる根強い信者は今でも結構多いと思う。
「ツモ牌層論」とか「牌流定石」とかも言うならこれの一種だろう。

かの麻雀漫画「天牌」では、
好調者のツモをずらす為に配牌取り出しの際に2トン取るところをあえて1トンにして強制的にツモをずらす「ワザ少牌」という必殺があった。
「わかったかい、流れを変えるのは何もポンチーだけじゃねえ。…究極のアヤつけ、ワザ少牌だ」
・・・・というか今の自動配牌卓ではこの技もう使えませんけどね。どうするんだろw

この先この人また出てくる事あるんだろうか。

一方麻雀漫画「アカギ」の鷲巣麻雀、
これ改めて考えてみると山積まれてないから「ツモをずらす」が出来ない事に今日気づきました。
まさか麻雀漫画で長く書かれてきた伝統テクがこんな形でぶち破られていたとはちょっとびっくり。



さて今更書くまでも無いかもだが、
僕自身はツモに流れなんて無いと思ってるし、正直に興味もないw
が、幾つかそれにまつわる思い出話はある。
やっぱ信者多いからね。

昔フリー雀荘で勤務していた時に、
メンバーの一人にバリバリの流れ信者、ツモ牌層論信者のA君がいた。
その月彼はひたすら負け働けていた。というかその月に入店した人だったから入店以来負け続けていた。

そんな彼が、朝開店してまだ客も来てなかった店の中で、
「俺は山の好きなところからツモっていいならだれにも負けない!」
という凄い事を言い始めたのである。
「だったらやってやんよ」
と他メンバーが言いだしてお客さんが来るまでの間にメンバー4人で「どこからツモってもいい」という特殊ルール麻雀が始まった。
(ただ山が汚くなるだけだろ、意味あんのかこれ・・・)
と思いながらも客がくるまでにやった1半荘、

A君圧勝。

勝ち誇った彼の眩しい笑顔は今でもよく覚えている。
あまりにもイラっとしてリベンジをいつかしたかったのだが、その月、翌月と彼は負けすぎてバイト先から即いなくなった為、その機会はえられなかった。
もしもこのルールを適用していたら店の王者として君臨できたのだろうか・・・・



その他によく覚えてるのが、大久保のフリー雀荘「ぽん」での出来事。

とある日に店員Aが半荘の親番にてサイコロを振った。
出た目は6。
しかし「目は6だけど今のガレナー考えて俺7でとるわ」とか言ってゲームを始める異質のプレイをしはじめる。

まあ、ゆるいお店だったのもあり全員「好きにしろ」と言ってゲームは進められたが、
6巡目に彼が赤赤の6000オールをツモった時はさすがに全員まとめて「フザケンナ」と罵声の嵐を浴びせた。(まあ無論アガリ自体は認めたがw)

色々と思い出すと、
僕にそういう能力が無いだけで、
世の中には実は案外そういうツモのフォースを感じる事が出来る人が結構いて、
この「決まった場所からしか牌が取れない」という麻雀のルールに苦虫をつぶしてたりするのだろうか。
、、、いやあんま信じてないけど。



あっ、ちなみに日本プロ麻雀協会のルール裁定事例の一つに、
「裏ドラをめくる際に山を崩してどれが裏ドラか解らなくなった場合、和了者が山の中からテキトーに1枚引いてそれを裏ドラにする」
というのがあるらしい。

まあ僕はこの事例に遭遇した事はないが、
ツモのガレナー読む人の技術が有利にはたらくような気がしないでもない。
でも考えてみると「裏ドラなんて見えてない牌ならどれでもいいよ」と協会が認めているようにも思える。

今度誰か総会あたりで、
「僕はツモの流れ読むのが得意なので裏ドラは好きなところからめくりたいです。キリッ」とか提案してみてください。
そんな猛者を僕は待ってます!
ただし怒られたりつかまったりしても僕に唆されたとか擦り付けたりしないでね!

おしまい

こちらの記事はhttp://susumutakenaka.blogspot.com/2019/02/blog-post.htmlより引用させて頂いております。情報の真偽につきましてはリンク先よりご確認ください。