さらば平成}

いよいよ今日で平成が終わる。
僕は昭和生まれなんで、僕にとって人生で3つめの元号が令和という事になるわけだ。

さて平成って麻雀界にとっては平成ってどんな時代だったんでしょうかね。
ちなみに麻雀界には過去2回の大きなブームが来たこと、皆さんご存知でしょうか?
 


●第一次麻雀ブーム
昭和初期、日本初の雀荘「南々倶楽部」を皮切りに、数年で1500軒を超えるほど雀荘ができた一時代。
昭和6年には、日本麻雀連盟主催の第一回全国麻雀選手権大会が行われ、大勢の参加者にあふれて一日では処理できないほどの大盛況となったらしい。
しかし、時はやがて太平洋戦争の時代となっていき、麻雀を楽しむや雀荘も激減していったという。

●第二次麻雀ブーム
昭和44年、かの有名な「麻雀放浪記」が週刊大衆で連載され、昭和47年には麻雀専門誌「近代麻雀」が発行されるなど、メディアでも麻雀が取り上げられて大好評となった時代。徐々に麻雀愛好家は増え続け、大衆ゲームの一つとして麻雀が定着した時代と言われている。
故阿佐田哲也、故小島武夫らによる、麻雀新撰組もこの時期であり、
昭和51年には「最高位戦」が開催された「競技麻雀元年」ともよぶべき時代。

そう、両方とも昭和の出来事なのである。
残念ながら第二次麻雀ブームの中で始まった「競技麻雀」という世界はこの後に衰退や分裂を繰り返してきた過去があり、
平成終盤間際まで前述のような大きなブームは中々おとずれなかった。

が、ここ2年ほどで大きな転機がいろいろと訪れている。
ネット配信というメディアにより大衆の娯楽への触れ方が大きく変わった中、
今や麻雀プロの知名度、世間のイメージ、競技人口も10年前とは比べ物にならないものとなっている。
まさに今は「第三次麻雀ブーム」と言っていい時代なのではないだろうか。

勿論メディアの発信力があがったのも大きいけど、
麻雀と言うゲームに対して偏った知識を持たない目の肥えたファンが増えたのも大きいと思う。
これは多くの競技選手が長い技術研究に努め、多くの良質な情報を世間に発信してきた事、これらが多くの人(特に若者)に与えた影響、けして無視できないのではないだろうか。

そう考えればこの平成という世の中も未来の競技麻雀界のための土台を作った期間だったのでは、とかちょっと思ったりもする。
・・・まあ今後この第三次麻雀ブームの火を消さないために業界が力を合わせなきゃならんわけだが。
 


さて、ちょっと内部にいる「選手」としての目線も書いてみたい。

ひょっとしたらここ数年で競技選手になった若手の一部、いや多くが、
僕らみたいに10数年前から選手になった人、
もっと古くから選手になった人を「うらやましい」と思うかもしれない。

この数年で業界の注目度が飛躍的にあがった中、競技麻雀選手の人数もいきなり大きく増え、競技選手として注目される成績をあげる事の難易度も大きく上がったと思う。

僕がデビューしたリーグは今でいうC1である。
まあ当時は特昇制度なんて無かったなどの違いもあるが、
それでもやっぱり今D3とかからデビューする人とでは、上位リーグへいける難易度は格段に違うだろう。

ただ一方で僕らの時代には僕らの時代の困難さがあったのも事実。
・当時は麻雀プロが世間の目に触れる事が出来る場なんてMONDO以外はなかった
→ 現在は幾つかの大会などで勝ち進めばネットで気軽に見てもらえる機会がある

・選手が業界で認められるにはリーグ戦やタイトル戦で勝つ以外に何も無かった
→ 現在はネット等の色々な戦場で自分をアピールする手段もある

・そもそも麻雀プロの未来自体に希望があるかも疑問だった
→ 現在はMリーグ等がある

・麻雀についての酷い偏見を持つ世間の人、歪んだ戦術論を振りかざす先輩選手、そんな環境だった
→ ここらへんはここ10年でかなり改善された感がある

今とどっちが恵まれてるか?
なんて議論する気はないけれどね。

やがて私たちが本当に年老いた時、
若い人たちがきくかもしれない、
「あなた方の頃はどうだったのか?」と。

その時私たちはこう答えるだろう。

私たちの頃にも同じような困難があった。
もちろん時代が違うのだから違う困難であったけれども、
困難があるという点では同じだった。

そして私たちはそれと馴れ合ってこうして老いてきた。


だが私たちの中にも、

時代の困難から抜け出し、
新しい生活に勇敢に進み出そうとした人がいたのだと。

そして、

その答えをきいた若い人たちの中の誰か一人が、
そういうことが昔もあった以上、今われわれにもそうした勇気を持つことは許されていると考えるとしたら、
そこまで老いて行った私たちの生にも、それなりの意味があったと言えるのかも知れない。

柴田翔「されどわれらが日々」にある一節、
まあそんなオーバーな業界ではないけれどw、
令和の終わるときに、もっとこの業界が夢や希望に満ちるようになってほしいし、
僕らがやる一つ一つがちょっとでもそれに結びつけられれば、
と思うのでありました。
改めてさらば平成。
・・・でも令和が来るって事はGW終わりに近づくって事だから、なるべくなら平成のままがいい(–;)

こちらの記事はhttp://susumutakenaka.blogspot.com/2019/04/blog-post_30.htmlより引用させて頂いております。情報の真偽につきましてはリンク先よりご確認ください。